Ryoろぐ

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犬のしつけ&トレーニング を読んだ感想とキーポイント

犬を飼いたい!けどしつけってどうやるの?

この本がそんな疑問に答えてくれました。

本の構成は以下のようになっています。

 

この記事では、私がぜひ参考にしたいと思ったポイントや感想をご紹介します。

 

PART1 失敗しない!しつけの極意7

最初に出てくるのが「我が家のルールを徹底する」という極意です。まず、

しつけとは犬と人間とが一緒に生活するうえで必要なルールを教えることで、よくしつければ社会に受け入れられ行動範囲が広がり、楽しいことをたくさん経験できる

という一文に、犬と一緒に楽しく過ごすためのしつけなのだという前向きな気持ちを持つことができました。

良いことと悪いことの区別を教えていくには、一貫した態度で接することが大切

であり、家族で話し合って統一のルール・接し方を決めることが大事だと理解できました。

良いことはいつでもほめる」「叱る必要はない」など全7つの極意が記載されており、心構えを説いてくれています。

PART2 トイレ、食事、散歩…毎日の生活に必要なしつけ

基本的なしつけのポイントがわかりやすくまとめられており、何をしたらよいかイメージしやすいです。以下は私が特に気にかけたいと思ったポイントです。

  • 犬専用のスペース(トイレ、ケージ、クレートなど)を用意してあげること。
  • 掃除機やドライヤー、ドアベルなども少しずつ慣らしていけば適応できる。慣らすには生後14週齢くらいまでが適齢期。
  • 遊びにもメリハリを持たせる。主導権は飼い主が握る。
  • 食事は犬のためにしっかり管理。人の食事はあげない。
  • 食事も飼い主主導となるように。時間は厳密に決めない方が良い。
  • 食事の前におあずけは不要。飼い主に不信感を抱かせてしまうこともある。
  • 犬は留守番が苦手。時間は月齢+1時間を目安に。

PART3 スワレ、マテ、フセ…、基本の指示語トレーニン

基本的な指示語として挙げられているのは、スワレ・オイデ・マテ・フセ・ヒールの5つです。少しずつ、根気よく教えていく方法が丁寧に説明されています。どんな状況でも指示語に従うことを目指して、さまざまな場面や状況で練習してみることも必要だそうです。うまくいかないときのチェックリストもついており、原因と対処法が分かり安心です。

PART4 これで解決!愛犬の問題行動としつけ直し

問題行動とは、人間にとって「問題」な行動」という見出しが印象的でした。頭ごなしに問題行動だと決めつけず、犬にとって正常な行動は何かを理解した上で、少しずつルールを教えていくようにしたいと思いました。

本の中で取り上げている問題行動には 、

  • 拾い食いをする

犬の身を守るために絶対にやめさせる。飼い主に興味を持たせるようにしよう。

  • かまってほしくて吠える

「吠えれば遊んでくれる」と思われないように。おとなしくなるまで無視する。

  • 家具やスリッパなどをかむ

犬にとってかみたいという欲求は自然。かむのを禁止するのではなく、かんでいいものを与えよう。

 など32もの項目があり、解決法もそれぞれ丁寧に解説されています。困ったときに参考にできますね。

 

全体を通して、私が最も大切にしたいと思ったポイントは以下の3つです。

  1. 良いことは思いっきりほめて、悪いことはノーリアクション。
    犬のしつけに怒りは不要。
  2. ルールは家族で統一し、根気強く教えていく。
  3. 食事も遊びも散歩も、主導権は飼い主。
    信頼関係を築くことが大事。

ポイントを押さえて、犬と共に過ごす時間をより楽しく温かな時間にできたらいいなと思いました。